東北大学の構内には多くの記念碑や石碑、木碑、歌碑、銅像、記念植樹などが点在しています。優れた研究業績の顕彰、種々の受賞記念、学部や専攻の創設に係わるもの、卒業記念など…さまざまです。すでに故事来歴が不明なものも少なくありませんが、ものいわぬ記念碑等から、学問や教育、大学の発展に尽くされた先人たちの熱い思いを聞き出し、今一つの東北大学の歴史に触れ、思索の場を広げてみてはいかがでしょうか。
東北大学名誉教授 井原 聰(科学史・技術史・科学技術論)
平成27年12月6日(日)、仙台市地下鉄東西線が開通しました。公式提案から36年、着工から10年近い歳月を費やした、仙台市民待望の大型プロジェクトです。13の駅のうち3駅が東北大学のキャンパス近郊という、まさに「東北大学のための地下鉄」とも称される地下鉄東西線。この地下鉄東西線の開通により、東北大学は新たな変化を迎えようとしています。
地下鉄東西線の開通に寄せて、大きく環境が変化した川内、青葉山キャンパスの移り変わりと、現在の状況を特集します。
皆様もぜひ、数々の歴史が息づく東北大学を訪れてみてはいかがでしょうか。