理学部の青葉山北側への移転は1969年にはじまり、1979年に終了しますが、1969年医学部薬学科の移転が行われた時、薬草園が造成され、1972年に医学部薬学科は薬学部となります。1971年ニュートリノ科学研究センターの前身の理学部附属泡箱写真解析施設が設置され、1977年にはサイクロトロン・ラジオアイソトープセンターが、1985年には附属図書館北青葉山分館、1990年数理科学記念館(川井ホール)、1995年自然史標本館が竣工し、現在のキャンパス構成となりました。
▲東北大学総合学術博物館(自然史標本館)
詳細を記す余裕はありませんが、高エネルギー物理学の先駆け的研究に取り組んできたニュートリノ科学研究センター玄関先には巨大な実験装置が屋外展示されています。薬草園内には薬学系ではわが国初の実験動物慰霊碑や医聖ヒポクラテスのプラタナスの樹(ギリシアのコス島より新潟大経由で移植)など散策に楽しいものがそこここにあります。
▲小川正孝第4代総長の銅像 ▲東北泡箱(素粒子研究装置)
▲実験動物慰霊碑 ▲トロポノイド乃碑