東北大学・東北大学萩友会
第20号(2010年4月)

TOP >財団からのお知らせ


No.20 トップページ
Focus
独創を生むには、理由(わけ)がある! 東北大学 ひと語録
数字に見る東北大学
大学からのお知らせ
まなびの杜
萩友会(校友会)からのお知らせ
財団からのお知らせ
川内萩ホール催事のご案内
登録メールアドレスの変更について
メール転送サービスのご案内
お問い合わせ
東北大学萩友会(校友会)広報委員会
バックナンバー一覧

東北大学研究教育振興財団の活動に幕。
寄せられた「志の力」、創立百周年記念事業など東北大学の充実、 発展に大きく貢献。
財団法人東北大学研究教育振興財団は、2010年3月31日に解散いたしました。
創立百周年記念の四大事業の実現に寄与、貢献。
 財団法人東北大学研究教育振興財団は、その名の示すとおり、東北大学の研究と教育の一層の充実と発展のため、さまざまな支援と協力の活動を展開してきました。
 とりわけ創立百周年記念の四大事業実現のため、募金活動の中心となって推進、総額38億6千万円強の募金の達成に多大な貢献を果たしました。
 おかげさまで、東北大学は2007年の創立百周年の記念催事を、盛大かつ厳粛に祝うことができました。
 百周年を記念し制定された東北大学の公式ロゴマークやスクールカラーは国際的にも好評です。
 2008年8月には、東北大学百周年記念会館「川内萩ホール」を財団の建設委員会が運営主体となって竣工、東北大学に引き継ぎました。知の発信拠点としての国際会議場でありながら、優れた音響効果のコンサートホールの役割も実現。東北大学を代表するシンボルとして各種の行事に活用され、評判となっています。
 2010年3月には、「百年史の刊行」の全11巻が揃いました。
 さらに、財団からのおよそ14億4千万円強もの寄附を原資に「東北大学基金」も発足しました。また全学同窓会は「東北大学萩友会(しゅうゆうかい)」として新たなスタートを切りました。
 これで、創立百周年記念事業の当初の目標であった四大事業のすべてが終了したことになります。
15年余の間、東北大学支援のさまざまな活動を展開。財団に寄せられた「志の力」の継承を。
 振り返れば、1994年の「東北大学後援会」、その後身である1999年の「財団法人東北大学研究教育振興財団」の設立以来、同窓生を含めた東北大学関係者の期待に、財団はさまざまな活動を展開してきました。
 2004年に国立大学法人となった東北大学は、自立的に運営できる「知の経営体」として、二百周年に向け、新たな歩みを始めています。
 「東北大学萩友会」とは、同窓生や教職員はもちろん、在学生とその保護者、地域や世界の有志の皆様に幅広くご参加いただける「東北大学コミュニティ」のための校友組織の誕生です。
 こうした情況を踏まえ、財団法人東北大学研究教育振興財団は、2010年3月15日開催の理事会・評議員会で、財団の解散を最終決定。この3月31日にその使命と役割の幕を下ろしました。
 東北大学研究教育振興財団の15年余の歴史とは、皆様からお寄せいただきましたご支援、ご協力の「志の力の歴史」と言えましょう。その活動の歩みは、「東北大学後援会」や「全学同窓会」までの記述を含めた記念誌『創立百周年 志の力 財団法人東北大学研究教育振興財団の歩み』として一冊にまとめ、2010年2月に発行(A4判・152ページ)されました。
 記念誌には、財団が、東北大学教員らの念願であった東北大学出版会設立の原動力となったことも、その経緯を含めコンパクトにまとめられています。
 また、研究者、学生に対し、11年間で総額2億2千万円強の研究教育支援事業を幅広く行ってきた内容も、その事業の一つ一つが具体的に紹介されています。
 海外留学を希望する学生230名に奨励賞として総額2千800万円強が贈られ、受賞者の氏名も記録されています。
 これらの財団の活動に対し、支援を受けた研究者や学生から感謝のメッセージが多数寄せられてもいます。
 「東北大学メールマガジン」自体も、財団からの支援により、刊行が実現したものです。
 財団の広報誌『樅の木』は16号まで発行し、その時期の必要に応じた誌面を展開、東北大学の広報の一翼を担いました。
 こうした活動を支えたもの、それは、東北大学研究教育振興財団に寄せられた皆様のご支援、ご協力の「志の力」です。
 東北大学は、その「志の力」に込められた皆様の思いをしっかりと継承し、「世界リーディング・ユニバーシティ」を目指し、さらなる充実、発展のため努力してまいります。
 財団法人東北大学研究教育振興財団のこれまでのご支援、ご協力に深く感謝申し上げます。

> TOP