平成21年度学位記授与式が、3月25日(木)に仙台市体育館において挙行され、学士2,420名、修士1,656名、専門職125名、博士502名、あわせて4,703名に学位が授与されました。
井上明久総長は告辞で、「自分の選んだ道を信じ、前向きに挑戦を続け、ゴールへたどりつくまで一ミリずつでも進んでゆく。そんな思いと行動が、やがて大きな力となって未来を切り開いていくものと信じます。」と述べました。そして「常に自分の考え方をポジティブにもって成功の方程式を生きること」「『千里の道も一歩から』を日々実践すること」の言葉を贈り、この日、新たな人生の門出を迎えた4,703名を激励しました。
次いで、卒業生、修了生総代の農学部・松浦宏樹さん及び生命科学研究科の宮坂恒太さんがそれぞれ、代表で答辞を述べました。松浦さんは、「私達卒業生はこれから新たな一歩を踏み出そうとしています。進む道はそれぞれ異なりますが、ひとりひとりが、4年間の大学生活で学んだ自発的積極的に考える力を胸にこれからも力強くそれぞれの道を歩み続きていきたい。」、 宮坂さんは、「本学で研鑽を積み、本日、学位を授与された私達は本学の実学尊重の伝統と研究第一主義の精神とともに大きな変革を迫られるこの時代に各々が歩まんとする道で他を導くリーダーとして活躍することが求められていると自覚しております。そのためにも今後も妥協することなく、飽くなき探究心と向上心をもって社会に貢献できるよう日々精進を重ねる所存であります。」と抱負を述べた。
学業が特に優秀な学生を表彰する総長賞は、学士25名、修士・専門職5名、博士20名に、学友会所属文化部及び体育部において、4年間の成績が優秀であった卒業生を表彰する学友会長賞は、6名の卒業生に送られました。また、優れた教育上の成果を挙げた教職員を表彰する総長教育賞は、2団体及び2個人に授与されました。
今年度より新たに萩友会(校友会)第103期幹事の信任が式典に加わり、卒業10年後、20年後等の節目に東北大学コミュニティの醸成を目的とする「年次別同窓会」開催の折に世話役を担う26名の幹事が信任され、代表で文学部・武田理恵さんが井上総長(萩友会会長)から信任状を授与されました。
最後に東北大学男声合唱団・混声合唱団のリードで学生歌「青葉もゆるこのみちのく」を参列者全員で斉唱し、式典は終了しました。
式後は、スーツ、袴姿の卒業生達が晴れやかな笑顔で記念撮影を行ったり、雪が降りしきる中、待ち構えていた後輩達から祝福の胴上げを受けるなど、会場周辺は、しばらくお祝いムードで賑わっていました。
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