杜の都仙台に、県外ナンバーの大型貸切バスが続々と集結する…。こんな日々が、年に二度、仙台の恒例行事となりました。一つは、「仙台七夕」。二つ目が、「東北大学オープンキャンパス」です。
たとえば2008年には、「41,448人」の高校生らが、全国から東北大学に駆けつけました。
オープンキャンパスの実施日は、毎年7月30日と31日。東北大学のキャンパスは、目を輝かせた高校生らの大勢の熱気であふれます。仙台の繁華街やホテルのロビーにも、東北大学特製の黄緑色の「ユニバーシティバッグ」を提げた高校生たちのグループや親子連れが、なんとたくさん目に付くことでしょうか。
それもそのはず、東北大学のオープンキャンパスへの参加者は、国立大学法人の中で群を抜いて多く、毎年断然のトップ。いわば“独走状態”と評判です。
朝日新聞出版刊行の『2010年版大学ランキング』によりますと、2位の大阪大学が「16,681人」。東北大学には、およそ2.5倍もの高校生たちが参集しました。進学指導に熱心な多数の高校が、大型貸切バスを何台も連ね、学校ぐるみでやってきます。あるいはグループ、親子、そして一人で、新幹線、飛行機ではるばる仙台に東北大学を目指し降り立ちます。
実は、東北大学の参加者数は、私立大学を含めたすべての大学のランキングでも第4位という多さです。
1位は、早稲田大学の「52,797人」。約1万人の違いですが、立地する首都圏の人口の巨大さと大学自体の入学定員が東北大学のおよそ4倍にもなる規模の大きさを考えてください。東北大学の参加者の、並外れた数の多さと地元以外の県外からわざわざやってくる数の割合の驚異的な高さが、際立って実感されるのではないでしょうか。
これらを如実に証明するのが『2010年版大学ランキング』の『オープンキャンパス 参加者の倍率(入学定員を基準)』項目のランキングです。
東北大学は、なんと「17.54倍」。もちろん「日本第1位」です。国公私立のすべての総合大学で、入学定員の10倍以上の参加者を集める大学すら他には見当たりません。ちなみに、参加者数1位の早稲田大学は「5.97倍」、全国「71位」でした。
全国の進学高校の進学指導担当教諭から「5年連続で大学評価日本一」に選ばれている東北大学の実力ならではの人気でしょう。他の大学に先駆け、オープンキャンパスに1999年から全学で取り組んだ熱意と努力の賜物であるかも知れません。
首都圏ではないみちのく仙台の地にあって、なぜこれほど多くの高校生や進学関係者が、県外から、全国から、貴重な時間を使って東北大学に集まるのか…。
その秘密と東北大学の魅力を、一人でも多くの方に探っていただき、体験していただきたい。
あなたも、来年の7月30日と31日の「東北大学オープンキャンパス」を覗いてみてはいかがですか。
納得する答えが、きっと見つかるに違いありません。
<オープンキャンパス最新ニュース>
2009年7月30日・31日に開かれた「東北大学オープンキャンパス」は、雨にもかかわらず、「45,921人」にご参加いただきました。ありがとうございました。