東北大学学位記授与式が、3月25日(火)に仙台サンプラザホールにて午前と午後の2回に分けて行われました。
式典では東北大学交響楽団による「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の演奏が上映され、井上明久総長をはじめ役員および部局長など列席の下、学士学位記授与者2,372名、修士学位記授与者1,674名、専門職大学院学位記授与者145名、博士学位記授与者527名、あわせて4,718名に学位記が授与されました。
井上総長の告辞では、創立百周年を迎えて「本日ここに学位を授与された諸君は、本学の次の百年の歴史を創造する最初の卒業生(修了生)です。」と、述べられました。
また、式辞の中で、「第一は、実行力をもって挑戦を続けること。」、「第二は、好きで、楽しんで挑戦を続けること。」、「第三は、自分自身が独立する精神を持って挑戦を続けること。」と、期待を込めた3つのメッセージを贈られました。
最後に、「私たち東北大学は、教職員、学生、同窓生はもとより、広く社会の方々との関わりの中で活動を行い、『世界リーディング・ユニバーシティ』を目指して、人類社会の様々な課題に挑戦していくことと、社会から信頼、尊敬、そして愛情を受けられる大学として、人類社会の発展に貢献していくと同時に、諸君のこれからの人生にとっていつまでも有意義な存在であり続けたい。」と、力強く述べられました。
卒業生、修了生の答辞では、それぞれの総代から感謝の言葉が贈られ、井上総長へ答辞が手渡されました。学業成績が優秀な学生に送られる総長賞では、学士・総長賞25名、
修士・専門職・博士の受賞者は25名でした。また、4年間の成績が優秀だった学生を表彰する「学友会長賞」では、2名の卒業生が表彰されました。優れた教育上の成果をあげた教職員には「総長教育賞」が贈られ2名の教職員が授与されました。
式典の最後には、正式な学生歌に制定された「青葉もゆるこのみちのく」が東北大学混声合唱団が斉唱し幕を閉じました。