キャンパス散策
東北大学国際交流会館
 

 東北大学国際交流会館の本館は、仙台市役所から北西約2.5kmの国見地区に位置し、昭和58年11月に東北大学附置研究所である科学計測研究所跡地の地形そのままを生かして建てられ、その後、多少増築され今日に至っております。
 当館は、全国国立大学では類をみない規模の施設で、室数総数254室、家族室39室、夫婦室56室、単身室159室が設けられ、現在約300人が入居しています。
 入居者は本学で勉強中の留学生ですが、平成12年は中国62名、韓国42名、台湾11名、アメリカ10名、インドネシア7名、スウェーデン5名などを数え、出身地は世界35ヵ国にわたっています。
 当会館の最大のイベントは、秋の「国際祭り」です。当館入居の留学生が中心となり自国のコーナーを持ち、お国自慢の郷土料理をふるまい、中央ステージでは各国の民族舞踊などが披露されます。周辺の住民をはじめ仙台市民が広く集まり、昨年は総勢約2,300名の楽しい祭りになりました。
 また、当館主催で、当館に住んでいる人たちのために、国際交流文化懇談の夕べと称して、「仙台雀踊り」「津軽三味線」「お琴」「お茶」などの日本(仙台)の伝統文化に直接触れてもらい、講演と体験も交えて、日本文化への理解と出席者の相互理解と交流を考えた会を年数回実施しております。
 本会館は本学の国際交流の重要な場の1つを提供しています。

 岩 月 尚 文(国際交流会館副館長)




この「まなびの杜」は、インターネットでもご覧になれます。
アドレス  http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/
※バックナンバーもご覧になれます。


●「まなびの杜」をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、星陵、雨宮)の守衛室、附属図書館、総合学術博物館、理学研究科附属植物園、病院(医病・歯病・加齢研病院)の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。
●「まなびの杜」に対するご意見等は、手紙、ファクシミリ、電子メールでお寄せください。
 〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
 「東北大学総務部広報調査課」
 TEL022-217-4815 FAX:022-217-4818
 Eメール manabi@bureau.tohoku.ac.jp
●無断転載を禁じます。
●「まなびの杜」は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。
編集後記

 “知る”こと、“学ぶ”ことから始まる“探究する”心。それは、いくつになっても色褪せない魅力をたたえ、未知の“感動”の世界へと誘ってくれます。『まなびの杜』には、こうした心の礎となり、少しでも多くの方に“探究”への扉を開けるお手伝いをしたい──そんな願いを託しています。
 紙面には限りがあり、ともすれば物足りなさを感じられるかもしれません。とはいえ、できるだけコンパクトにわかりやすく伝えようとする、執筆者の粘り強い努力、そして編集委員の「興味を持って読んでいただくにはどうすべきか」と検討を重ねる熱意の片鱗を、行間にくみ取っていただければ幸いです。
 市民の皆さまの探究心への応援コールをこめた、この『まなびの杜』が、いつか皆さまに心待ちにしていただける日を夢見ながら、学外向け情報誌の可能性を探っていきたいと願っております。


(まなびの杜編集委員会委員 田邊 いづみ)