委員会について
東北大学では、平成13年4月に本学における男女共同参画を推進するため、男女共同参画委員会を設置しました。本委員会は、委員長の副学長(広報・ダイバーシティ担当)、各部局代表者等 計32名で組織され、「東北大学における男女共同参画推進のための行動指針」に基づき、主に下記の活動を行っています。
男女共同参画シンポジウムの開催
澤柳記念DEI賞の公募と審査
育児と研究の両立支援
次世代・女性研究者支援
男女共同参画に関する意識調査の実施・分析
東北大学における男女共同参画推進のための行動指針
国立大学法人東北大学DEI推進委員会規程
ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)推進委員会委員名簿
委員長 | 副学長(広報・ダイバーシティ担当) | 教授 | 大隅 典子 |
副理事(DEI推進担当) | 教授 | 田中 真美 | |
副委員長 | 総長特別補佐(DEI推進担当) | 教授 | 芳賀 満 |
副委員長 | 多元物質科学研究所 | 教授 | 永次 史 |
文学研究科 | 准教授 | 呂 沢宇 | |
教育学研究科 | 教授 | 長谷川 真里 | |
法学研究科 | 准教授 | ROOTS MAIA | |
経済学研究科 | 教授 | 西出 優子 | |
理学研究科 | 教授 | 大野 泰生 | |
医学系研究科 | 教授 | 青木 洋子 | |
歯学研究科 | 教授 | 服部 佳功 | |
薬学研究科 | 准教授 | 佐藤 恵美子 | |
工学研究科 | 教授 | 北川 尚美 | |
農学研究科 | 教授 | 戸田 雅子 | |
国際文化研究科 | 教授 | 中山 真里子 | |
情報科学研究科 | 准教授 | 坂田 邦子 | |
生命科学研究科 | 教授 | 永田 裕二 | |
環境科学研究科 | 教授 | 壹岐 伸彦 | |
医工学研究科 | 教授 | 石川 拓司 | |
金属材料研究所 | 教授 | 梅津 理恵 | |
加齢医学研究所 | 教授 | 千葉 奈津子 | |
流体科学研究所 | 准教授 | 鈴木 杏奈 | |
電気通信研究所 | 准教授 | 吉田 真人 | |
災害科学国際研究所 | 教授 | 泉 貴子 | |
材料科学高等研究所 | 教授 | 藪 浩 | |
学際科学フロンティア研究所 | 准教授 | 丹羽 伸介 | |
東北アジア研究センター | 准教授 | 石井 敦 | |
東北メディカル・メガバンク機構 | 准教授 | 元池 育子 | |
病院 | 教授 | 大田 千晴 | |
高度教養教育・学生支援機構 (学生相談・特別支援センター) | 助手 | 佐藤 静香 | |
DEI推進センター | 講師 | 李 善姫 | |
人事企画部 | 部長 | 芳賀 昌史 |
男女共同参画委員会WG
1 | 広報・シンポジウムWG | ・男女共同参画シンポジウムの開催 ・広報活動 |
【座長】 | ||
2 | 奨励制度WG | ・澤柳記念賞の検討及び実施 ・仙台Ⅰゾンタクラブ東北大学大学院女子学生海外渡航支援事業の実施 |
【座長】 | ||
3 | 次世代・女性研究者支援WG | ・男女共同参画・女性研究者支援事業の各支援プログラムの実施 ・女性研究者養成セミナーの実施 ・サイエンス・エンジェル活動の実施 |
【座長】 | ||
4 | 両立支援WG | ・育児と仕事の両立支援制度の検討、環境整備 ・男女共同参画及び女性研究者支援に関する相談窓口 |
【座長】 | ||
5 | 中期計画対応・報告書作成WG | ・中期計画、女性研究者目標率への対応 ・男女共同参画委員会活動報告書の作成 ・男女共同参画に関する意識調査の実施・分析 |
【座長】) |
委員会設置の経緯
平成13年4月から東北大学に「男女共同参画委員会」が設置され、東北大学における男女共同参画の推進に向けて、本格的な活動を開始いたしました。本学に男女共同参画推進のいわば「司令塔」ができました。
本学は開学時には、「門戸開放」で傍系入学を許し、その中で女性の入学志願があったときも受験資格を認め、我が国で初めて男女共学を実現しました。しかし、それから約90年たった今、東北大学の女性教員比率は国立大学で87位にとどまっています。
東北大学の教員、院生・学生、職員に優秀な人材を集めることは、本学が国際的な研究・教育拠点大学であり続ける上で基本方針でなければなりません。その際、女性の参画は母数の大きさからみても、外国人とともにとりわけ重要です。
女性で能力のある人たちが、本学に院生・学生として入学したり、教員としてあるいは職員として職を得る上で、障害になっている要因がないかどうかを、現教職員の意識、制度、諸条件・環境・設備等において分析し、この障害を除去し、男女共同参画大学を実現する必要があります。これは、女性の権利の問題のみならず、東北大学の研究・教育の今後の発展のために是非必要なことと考えます。
本学で全学レベルの男女共同参画についての議論が始まったのは、平成10年度の「東北大学の在り方に関する検討委員会」の「研究教育等改革小委員会」においてでした。その時、委員が各部局の女性教官に意見を聞き、それを踏まえて議論しましたが、委員の間に一種のポジティヴ・アクションをとる考えとレッセ・フェールの考えとがあり、結論には至りませんでした。
今回、「男女共同参画委員会」を設けるについては、国レベルの「男女共同参画社会基本法」の成立(平成11年6月)と、国立大学協会ワーキング・グループの報告(平成12年5月)がきっかけになりました。そして、「東北大学の在り方に関する検討委員会」の平成12年度付託検討事項に「男女共同参画について」が追加され、在り方委員会では部会の検討を踏まえて議論し、その答申が評議会で承認された結果、本委員会が設置されました。
平成14年9月28日に第一回東北大学男女共同参画シンポジウムが開催され、そこで、男女共同参画推進のための東北大学宣言が採択されました。そして、男女共同参画社会の実現に必要な諸分野の研究・教育を推進するため、「東北大学男女共同参画奨励賞」(通称:沢柳賞)が創設されました。
この委員会は、「男女共同参画を推進する」ことを目的にしています。その推進のために、現状を分析し、必要な措置を検討し、これを働きかける本学常置の委員会です。具体的には、①状況把握と自己評価報告書の作成(年1回)、②広報活動、③総長(全学)への措置の提案、④部局への調査(現状や取組策)、⑤ジェンダー学・教育の振興、⑥相談窓口の設置等が任務であります。部局においては部局の実情を踏まえ、「数値目標等を含めた」中長期的目標と具体的取り組み策を検討していただくことになっています。委員は各部局から選出され、全体の構成について男性・女性とも比率が3/10を下回らないように定められています。
発足した委員会は、部局長や教職員個人、非常勤職員へのアンケート調査、シンポジウム開催、男女共同参画活動への支援等、活発な活動を展開しています。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。