3月27日、桜の蕾も膨らみ始めた暖かな日差しの下、東北大学学位記授与式が、仙台市体育館にて行われました。式は、東北大学交響楽団による「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の演奏により開始され、井上明久総長、役員および部局長など列席の下、学士学位記授与者2286名、修士学位記授与者1693名、専門職大学院学位記授与者139名、博士学位記授与者655名、あわせて4773名に学位記が授与されました。
このあと井上総長が告辞の中で、今年東北大学が創立100周年を迎えることに触れられ、これからの東北大学が、「知の創造体」「知の継承体」、さらには「知の経営体」として個性輝く次の100年の礎を築いていくにあたり、卒業生もまたその校友として、誇りを持って参加してほしいと述べられました。
また、尊敬する本多光太郎第6代総長を紹介し、「東北大学で培った夢、志をいかして、世の中に貢献する人材として活躍することを祈念いたします」と、卒業生へ餞の言葉を贈りました。
続く答辞では、卒業生、修了生それぞれの総代から感謝の言葉が贈られました。井上総長へ答辞が手渡されたあと、学業成績が優秀な学生に対し「総長賞」が授与されました。18年度の学士・総長賞受賞者25名、修士・博士の受賞者25名でした。
また、学友会体育部所属運動部において輝かしい活躍をした学生を表彰する「学友会長賞」が、2名の卒業生に授与されました。
優れた教育上の成果をあげた教職員を表彰する「総長教育賞」では、3組の教職員が授与されました。
学術文化の発展に特に顕著な成果をあげ、かつ教育研究に多大な功績を残した教職員を表彰する「総長特別賞」は、1名が授与されました。