学際科学国際高等研究センター
キャンパス散策
 東北大学病院の新病棟が、新たな医療・診療体制の構築、患者さんに優しい病院環境、教育スペースの充実などの基本方針の下、1997年から2006年にかけて、西病棟、次いで東病棟と2期にわたる大規模な建設工事を経て星陵地区に完成しました。
 新病棟は地下2階〜地上18階、高さ約80mの構造で、上階からは仙台市内をはじめ、海や山々など四季折々の風景が大パノラマで体感できます。病室は基本的に四床で構成されており、従来(六床)よりもゆとりを持って快適に療養することができ、各病室にトイレ、各フロアに食堂・面談室・談話室が設けられています。また、最大1308人の入院が可能であり、国立大学病院の単体病棟としては国内最大級の規模となります。さらに、敷地を最大限に有効活用できるようさまざまな工夫をこらしており、その中でも、屋上「ヘリポート」は、災害時対応のみならず、移植臓器や緊急患者搬送など、広範な地域での高度医療に大いに寄与できる設備です。
 このような施設を擁する東北大学病院では、これからも多用なニーズにお応えできるよう、関係諸機関や地域の皆様との連携を強化しつつ、信頼され安らぎを与えられる病院をめざしていきたいと思います。
東北大学病院  
総務課総務企画係

この『まなびの杜』は、インターネットでもご覧になれます。
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/
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編集後記
 『まなびの杜』創刊号は1998年1月31日号で、阿部博之総長の時でした。来るべき法人化や東北大学百周年に対応できる東北大学にするために、市民へのわかりやすい情報発信が必要との目標を掲げての船出で、創刊号から関わった編集委員の一人でした。
 英語の古い語呂合わせに「タウンとガウンの関係(Town and Gown relation)」という言葉があります。今でも卒業式などで教員も学生もガウンを身に付ける習慣があるように、ガウンは大学を表しており、地域と大学、あるいは市民と大学の関係を表す言葉で欧米ではよく使われています。大学が存在することで地域に発生する経済的な側面から、文化や教育、産業などにおよぶ広汎で深いタウンとガウンの関係を改めて考えさせられます。
 『まなびの杜』が、タウンとガウンの良い関係を築く情報源としてこれからもますます発展することを祈りつつ、足掛け10年の編集委員を卒業させてもらいます。どうもありがとうございました。
『まなびの杜』編集委員会委員 前編集委員長
 伊藤 弘昌
『まなびの杜』をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、星陵、雨宮)の警務員室、附属図書館、総合学術博物館、植物園、病院の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。
無断転載を禁じます。
『まなびの杜』は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。
『まなびの杜』編集委員会委員(五十音順)
 伊藤 弘昌 内山 勝 岡野 章一 川名 洋 齋藤 忠夫 
 佐藤 伸宏 高井 俊行 田邊 いづみ 堀井 明 山添 康
東北大学広報部広報課 高橋 豊志 横尾 めぐみ
『まなびの杜』に対するご意見などは、手紙、ファクシミリ、電子メールで お寄せください。
〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
TEL 022-217-4977 FAX 022-217-4818
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版権は国立大学法人東北大学が所有しています。

 


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