|
この『まなびの杜』は、インターネットでもご覧になれます。
アドレス
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/
※バックナンバーもご覧になれます。
|
● |
『まなびの杜』をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、星陵、雨宮)の警務員室、附属図書館、総合学術博物館、理学研究科附属植物園、病院の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。 |
● |
無断転載を禁じます。 |
● |
『まなびの杜』は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。 |
● |
『まなびの杜』編集委員会委員(五十音順)
伊藤 弘昌 今井 勉 内山 勝 岡野 章一
齋藤 忠夫 田邊 いづみ 仁田 新一
藤井 建人 松原 洋一 山添 康
東北大学広報・情報部広報課
宇部 義彦 菅原 公美子 |
● |
『まなびの杜』に対するご意見等は、手紙、ファクシミリ、電子メールでお寄せください。
〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
TEL 022-217-4817 FAX 022-217-4818
Eメール manabi@bureau.tohoku.ac.jp |
|
この用紙は、再生紙を使用しています。 |
|
|
私は、03年10月より3ヶ月間ポーランドにてかの国の「グローバリゼーション」を実体験するべく研修しました。04年5月1日からは、ご存じのように「旧中欧」や「旧東欧」といわれたポーランドを含む10ヶ国がEUに正式加盟し、これらの国々はいわゆる「欧州」に回帰致しました。
ポーランドの大学(院)も大きく変革しようとしております。ビジネス系の大学(院)数が増えております。また、多くの教員が他大学(院)等を兼任しており、休日や夜間にも講義が行われます。
問題は、教育や研究の質でしょう。仙台での研修経験のあるポーランド人の日本文学者によりますと、博士論文の合格要件の一つは従来通り被審査論文が公刊に耐え得ることでした。国立大学(院)では、多くの学生は授業料が無料で、さらに返済義務のない奨学金を受けているとのことですが、進級不可などの場合にはこれらの特典は消失するそうです。私は、グローバリゼーションの中での大学(院)教育と研究のあるべき姿を見たような、清々しい感想を持ちました。
『まなびの杜』編集委員会委員 藤井 建人
|