■【大阪】大阪祝賀会報告
東北大学におけるこれまでの「百年の知」が秀吉の地、大阪に集合しました。秀吉の天下統一。それは、西欧における学問の分化が始まろうとする頃
と同時代であったことなどを我が仙台藩学府である東北大学の歴代参謀達は想起しながら式典会場へ向かった。
それから、400年 東北大学は西欧における400年をも僅か百年で貪欲に吸収し、我が国における学問的知という幼木を見事、大樹へと育んできました。それは恰も青葉通りの欅の如くである。
これら成長の経験はポストモダンに向けた世界屈指のリーディング・ユニバーシティーを志すための十分な所以でもあり、自負でもあり、また意地であろうことは言を俟たない。(これは総長に代わって申し上げる。)
これまでの百年の歩みを担保し、この離れた大阪城においても仙台藩東北大学の「百年知」が脈々と息づいていることを確認できたことは何よりも代え難いものであり、国内に甘んじることなく果敢に世界へと駆け出そうとする伊達男の勇士かの如くであった。
〜第一部(午前)〜
9月8日に行われました東北大学百周年記念大阪祝賀会は盛況のうちこれまでの100年の幕を閉じ、新時代に向かうべき100年の幕を切りました。
式典は文学部卒業でおられ、我が国を代表する宗教学者の山折哲雄先生の記念講演に始まり、井上総長のご挨拶、西沢潤一理事長(東北大学研究教育振興財団)のご挨拶、福島本部長(松下電器産業役員知的財産権)のご挨拶と続き、既に執り行われてきた仙台や東京での100周年記念行事の報告が行われました。