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創立100周年記念行事報告

「Centenary Summer 2007 〜100周年の夏〜」開催

  創立100周年を迎えた今夏、本学では「Centenary Summer 2007 〜100周年の夏〜」と題し様々なイベントが開催されました。これまで本学は100周年を、過去を顧みるだけでなく、将来に向けた契機づくりと考えてまいりました。今回のイベントは、今後の大学の在り方を考えて、本学関係者、卒業生はもちろんのこと社会の方と一緒に企画した100周年記念事業の柱である記念催事の一環であります。

  【2007年8月27日】

  東北大学では、創立100周年を迎えたことを記念し、「東北大学100周年記念式典」を仙台国際センターで開催いたしました。式典は、国内外の来賓をはじめ、学内関係者あわせて、およそ900名もの方々が参加する盛大なものとなりました。
  式典は、井上明久総長より、次の100年に向けて決意をこめた式辞からはじまりました。  (総長式辞:全学のサイトより

  式典の中では、来賓の方々からお祝いの言葉が述べられ、本学の発展に尽力された4名の元総長(*注1)にその功績を称えた感謝状が贈呈されました。さらに、この式典において100年を節目に創設された「100周年記念文化貢献賞」の授与がとりおこなわれました。この賞は本学で研鑚された成果をもとに、社会と文化の発展に多大な貢献された方々へおくられた賞で、学術・教育・産業・スポーツ・芸術の5部門にわけられノミネートされた5名(*注2)の方々に授与されました。

  とどこおりなく進行していった式典の最後には、本学出身の作曲家である岡ア光治氏の作詞・作曲による「東北大学祝典曲――私たちは進む」が披露され、本学の正式の学生歌として改めて制定された「青葉もゆるこのみちのく」が式典に参加された皆さんとともに斉唱されました。ご列席いただいた方々皆さまに本学100年の歴史の重みとこれから飛躍する未来への決意を感じていただけた式典となりました。

  その後、式典の盛り上がりをそのままに仙台国際センター内で会場は移して、式典にご列席いただいた方々での懇親会が開かれました。出席した来賓の方々は、和やかな雰囲気の中、熱心に交流を深めていました。

 

  *注1:この度感謝状がおくられた元総長
    第15代 石田名香雄 氏
    第17代 西沢潤一 氏
    第18代 阿部博之 氏
    第19代 吉本高志 氏

  *注2:100周年記念文化貢献賞受賞者
    学術部門:田中耕一 氏
    教育部門:青木生子 氏
    産業部門:豊田章一郎 氏
    スポーツ部門:東北大学ボート部エイトクルーの皆さん
    芸術部門:小田和正 氏

  【2007年8月25日・26日】

  記念式典の前に2日間に渡っておこなわれた100周年記念まつりでは、片平キャンパスが一般市民の方々にも開放されました。各学部や研究所がそれぞれに展示スペースを設け、日ごろの研究・教育内容を、模擬実験やパネルなどで紹介していました。たくさんの出店もたちならび、暑い日差しのなか、キャンパスは家族連れをはじめ多くの来場者で賑わっていました。

  キャンパス内に設けられた、特設ステージでは、迫力ある和太鼓の演奏をはじめ、有名教授のトークショー、ミュージシャンによるコンサート、留学生が母国の民族衣装をまとって踊るインターナショナル・パフォーマンスショーなど数々のイベントが行われ、まつりは両日とも大いに盛り上がりました。同時におこなわれた国際祭りでも、国際色豊かな大学らしく、特設ステージでは留学生が母国の民族衣装をまとったファッションショーなど多彩なイベントがおこなわれました。

  100周年記念まつりの最終日には、100周年記念祝賀会が開かれました。国内外の来賓、同窓生、在校生、学内関係者が一堂に会して100周年を祝うこの会は、互いのつながりを確認し親睦を深めることを目的として開かれた会です。祝賀会では中国、韓国、台湾の同窓生の方々による多大なる寄付を記念して植栽された萩が紹介され、井上総長にその目録が授与されました。
  ご来賓の方々の鏡割りで祝賀パーティーがはじまり、新しい歴史を刻む未来へと第一歩を踏み出した意義深い祝賀会となりました。

  3日間に渡っておこなわれた「Centenary Summer 2007 〜100周年の夏〜」のイベントでは、本学に関係するたくさん人たちで、100周年をともに祝い、語り合うことのできた記念催事となりました。この記念催事を無事終了し、次の100年、「試練と希望に満ちた次の100年(井上総長の式典式辞より抜 粋)」へのあらたなる歴史の幕開けをむかえることになりました。

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